使い分けが難しいことば
五月も後半に突入しましたね。
ムシムシとした暑さを少しずつ感じ始める時期になりました。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいので気をつけましょう。
さて、今回のテーマは「使い方が難しいことば」です。
日本語は似たような言葉でも使い方や意味が全く違うことがよくあります。
間違ったまま使用している人も意外と多いものです。
コラムや文章を書いていく上で、日本語の知識がたくさんあるのはとても大切なことです。
以下に間違って使用してしまいやすいことばをご紹介します。
☆「重傷」と「重体」
事故などのニュースで頻繁に聞くのが「重傷」と「重体」です。
何となくの意味はわかっていても、どう違うのか知らない人も多いのではないでしょうか?
重傷は大きなケガではあるものの、命の危険はほぼ無い状態のケガを指します。
全治に1カ月以上かかる場合が多く、骨折なども重傷として報道されます。
重体は、命の危険があるケガや症状の場合に使われます。
つまり重症度でいえば重体の方が重傷よりも上だということです。
☆潮時の使い方
「潮時」という言葉についてどんな印象を持っているでしょうか?
ドラマなどで「もう潮時かな…」と使われる場合、どちらかと言えば「もう諦めるしかないな」「限界だな」といったネガティブな意味で使われている気がしますよね。
しかし、潮時の正しい意味は「何かをするためにいいタイミング。好機。チャンス。」なのです。
釣り人が潮の流れが来ている時、「魚をゲットできるチャンスだ!」と言うことで潮時という言葉が生まれました。
現代ではなぜか後ろ向きな意味でつかわれるようになっていますが、本当は前向きな状況を指す言葉なのです。
正しいと思って使っていた言葉が、意外と自分が考えていた意味と違っている事ってありますよね。
そんな時は知らなかったことを残念に思うのではなく、そこからまた新しい知識が得られたとポジティブにとらえていきたいものです。
知らない言葉や疑問に感じる言葉があったら、どんどん辞書を引いたりインターネットを利用して調べてみましょう!
きっとコラムの作成に役立ちますよ!
コメントを残す