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2021-02-12

「働き方改革」と「ジタハラ」の問題

2019年4月1日から「働き方改革関連法案」の一部が施行されました。その「働き方改革」による労働時間短縮から派生する問題として「ジタハラ」があるのをご存知でしょうか?ここでは、「働き方改革」と「ジタハラ」の問題ついて、ご紹介します。

◆「働き方改革」とは?

「働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすること」を目指した改革です。

◆政府が打ち出した取り組みは?

・労働時間の短縮と労働条件の改善

・雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保

・多様な就業形態の普及

・仕事と生活(育児、介護、治療)の両立

この取り組みの一つである「労働時間の短縮」への具体策がないままに、社員に対して「定時帰り」を強要したり、「残業禁止」と呼びかけるというハラスメントの「ジタハラ」が起きてしまっています。

◆「ジタハラ」とは?

「時短ハラスメント」の略です。強引に、労働時間の短縮を要求する嫌がらせです。

◆具体的な「ジタハラ」とは?

・持ち帰り残業をさせる

・具体的な対策無しに「残業は禁止」と指示する

◆「ジタハラ」の対策は?

・業務量の可視化と調整をしましょう。

現場の状況を適切に伝え、適切な仕事量を割り振ってもらうようにします。

・コミュニケーションを大切にするように心がけましょう。

周囲の協力を得ることで、時短につながることもあります。

・残業時間などは残るようにメモをしておき、直属の上司が相談を受け入れてくれない場合、さらに立場の高い上司に相談しましょう。

「ジタハラ」が起きない「働き方改革」で、会社も社員も良い方向に変わっていくといいですね。

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