2021-01-08
規則正しい生活リズムを促す「眠育」
最近、塾や習い事などで帰宅が遅くなったり、スマートフォンの利用で夜更かししたりして、睡眠不足に陥る子どもが増えています。そこで、睡眠の大切さを教え、規則正しい生活リズムを促す「眠育」が広がってきています。ここでは、「眠育」について、ご紹介します。
◆「眠育」とは?
「睡眠教育」の略です。睡眠の大切さや重要さを教え、十分な睡眠を取らせることで、生活習慣の改善を促す活動のことです。
「眠育」を通じて、正しい睡眠知識を学び、実施することで、ひいては心身の健康増進につながると言われています。
◆睡眠不足が心身に及ぼす影響は?
成長の遅れや食欲不振、注意や集中力の低下、眠気や易疲労感などをもたらします。子どもの場合、眠気をうまく意識することができずに、イライラ・多動・衝動行為などとしてみられることも少なくありません。また睡眠不足は、将来の肥満の危険因子になることも示されています。
◆適切な睡眠時間の目安は?
幼児は10時間以上、小学校低学年は9〜10時間、小学校高学年は9時間、中学生は8時間以上です。午後7時から午前7時までの間で眠るようにするのが、おすすめです。
◆睡眠の質をあげるには?
・毎朝できるだけ同じ時間に起きるように習慣づけて、日光を浴びるようにしましょう。
・バランスの良い食事をできるだけ同じ時間で、しっかりとりましょう。
・日中、体をしっかり動かしましょう。
・眠る2時間前までに夕食は済ませしょう。
・眠る30分前には、テレビやスマートフォンなどの画面を見ないようにしましょう。
・毎日、できるだけ同じ時間に眠るようにしましょう。
・夜寝ている間は、電気は消しましょう。
・寝室はこまめに掃除をして、寝具を清潔に保ちましょう。
十分な睡眠を取ることができるようにして、子どもの心身の健康増進につなげましょう。
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