「Tik Tok」が狙われる理由
小学生~中高生の若年層に人気のアプリ「Tik Tok」。15秒~60秒程度の短時間動画をネット上にアップできるアプリで、音楽にのせて簡単な振り付けのダンス動画がメインです。
「Tik Tok」によって30年以上前の曲が流行したり、人気に火がついたユーザーがTVに登場したりと注目を集めていますが、その「Tik Tok」で犯罪に巻き込まれるケースが増えています。
友達同士で遊ぶ感覚で動画をネット上にアップしていますが、若いユーザーが多いためか警戒心が薄く「Tik Tokユーザーは騙しやすい」と犯罪者に狙われているのです。
『犯罪』の手口
1)女子中学生や女子高生の動画を無断で転載し、誹謗中傷や性的なコメントが行きかうサイトで晒される。下着が映っているような動画だけをまとめたポルノサイトも存在する。
2)芸能プロダクションを名乗る人物からDMが届き、実際に会うと事務所の登録費やレッスン代としてお金をだまし取られる。
3)「ゲームアカウントを安く売る」とDMで持ち掛けられ、iTunesカードを購入し番号を相手に伝えるとブロックされる。
4)相談に乗る素振りを見せて近づき、援助交際を要求してくる。
5)DMでフィッシング詐欺に誘導するURLが届いたり、個人情報を入力するサイトへ誘導される。
『Tik Tok』を安全に利用するために
「Tik Tok」の場合、限られた人だけに動画を公開する「非公開アカウント」に設定すると安心です。
「非公開アカウント」に設定すると、ユーザーが承認した人物のみ動画を見ることができます。また、他人が自分の動画を保存できないように設定することもできます。
とはいえ、限定されているからといって他人が不快に感じるような動画や、何かのきっかけで流出して困るような動画をアップしないことも重要です。
また友達同士で撮影した場合でも「公開しても良いか?」「どういった設定で公開するのか?」ということは、お互いに確認しておく必要もあります。
「Tik Tok」を安心して楽しむために、マナーやルールを確認して「自分を守る」ことが大切です。
中高生の携帯の利用状況を親が完全に把握することは難しいかもしれません。常日頃からネット上に個人情報を上げる危険性について親子で話し合っておくことが必要です。
「Tik Tok」だけに限らず、TwitterやインスタグラムなどSNSの発信には思いもかけないところから、誹謗中傷を受けたり犯罪に巻き込まれる可能性があるのだということを自覚させましょう。
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